昨今、宗教施設の器物損壊容疑で、外国籍のイスラーム教徒が逮捕される事件があったと聞き及びました。
日本ムスリム協会は、このような行為は法的観点からも、宗教的観点からも誤った行為であると考えます。
クルアーンに「あなたがた信仰する者よ、約束を守りなさい」(5:1)とある通り、イスラームは契約や滞在する国の法律を守るという原則があります。
また人々の心の拠り所である宗教施設を故意に損ねることは倫理的な罪でもあります。
クルアーンには「あなたがたは、かれらがアッラーを差し置いて祈っているものを謗ってはならない」(6:108)とあります。
当協会はこのような犯行を強く非難すると共に、正しいイスラーム理解の普及並びに信徒間の教育に努めて参ります。