慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において

 

この度のスリランカ連続爆破テロ事件による一連の非道かつ卑劣な行為に対し、イスラーム教徒として強く憤りを覚えるものである。

特にこの度の事件は、多くの善良な人たちを殺害するに及んでは言語道断である。

 

犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表すとともに、ご家族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げる。

 

いずれの宗教であるかを問わず、共生する人々の人命と尊厳、そして権利は守らなければならない。

 

クルアーンでは、命の尊厳について述べている。

「人を殺した者、地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は、全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は、全人類の生命を救ったのと同じである。」(食卓章32節)

 

「正当な理由による以外は、アッラーが尊いものとされた生命を奪ってはならない」

(夜の旅33節)