やもリは殺すのがよい
3巻 P.281-283
ウンム・シャリークは伝えている
預言者は彼女(ウンム・シャリーク) にやもりを殺すことを御命じになった。
イブン・アブー・シャイバのハディースには「御命じになった」とだけ述べられており(「彼女に」という言葉は無い)
ウンム・シャリークは伝えている
彼女は預言者にやもりを殺すことについて伺った。
するとその御方は、それを殺すことを御命じになった。
なお、ウンム・シャリークはアーミル・ビン・ルアイ族の女性である。
このハディースは同一の内容で、別の伝承者経路でも伝えられている。
アーミル・ビン・サアドは彼の父を根拠として伝えている
預言者はやもりを殺すことを御命じになった。
そしてそれをフワイスィク(有害な小生物)とお呼びになった。
アーイシャは伝えている
アッラーのみ使いはやもりのことを「フワイスィクと申されました。
ハルマラ(伝承者の一人)は(次のような言葉を)付加している。
「私はその御方がやもりを殺すことを御命じになったということを存じません」
アブー・フライラは伝えている
アッラーのみ使いは「一撃でやもりを殺した者には施し物としてこれこれのものがある。
二回打ってそれを殺した者にも施し物としてこれこれのものがあるが、それは前者に劣る。
三回打ってそれを殺した者にも施し物としてこれこれのものがあるが、それはさらに二番目の者に劣る」と申された。
前述同様なハディースはアブー・フライラを根拠として、別の伝承者経路でも伝えられているが、その中には(次のような)言葉がある。
(アッラーのみ使いは)「一撃でやもりを殺した者には100の施し物が与えられる。
二撃で(殺した者に)も施し物は与えられるが、前者よりは少ない。
三撃で(殺した者のそれは)さらに二番目の者より少ない」(と申された)
アブー・フライラは伝えている
預言者は「一撃で(やもりを殺した者には)70の施し物がある」と申された。